炎上マーケティングにのっかってしまう自分を呪いたい
santa-barbara-fire / Edward Vielmetti
炎上マーケティングという言葉を、私はよく目にするのですが、それに対して懐疑的です。私は今の段階で、いいともわるいとも判断できないくらい。別に判断しないでもいいですか。
「炎上」という言葉を頭でイメージすると、絶対自分に起きて欲しくないことだと感じます。
炎上したものは、家を想像したのですが、家が炎上したら、私は本当に悲しいです。
インターネット上で使われている炎上は、悲しくなるような意味をもつものではないのかもしれませんが、保守的な私はできるだけ避けたいという意識が働きます。
炎上とは - はてなキーワード
えん‐じょう【炎上】 の意味とは - Yahoo!辞書
炎上マーケティングについての記載は、炎上マーケティング - MarketingPedia (マーケティング用語集Wiki)を参考にしましたが、私も同意するのはこういった事例。
いわゆる「悪評も評なり」を体現しているとも言えるが、炎上の記録が半永久的に残り続けるインターネットの性質を考えれば、とくにネットマーケティングと の相性は最悪と言える。 炎上マーケティング - MarketingPedia (マーケティング用語集Wiki)
Afraid of a little forest fire? / Stacirl
トリックをしかけて人を翻弄し、そのトリックが暴かれオワタ。
意図的ではなく失言などによっても、炎上する場合もあるようで、
インターネットを利用して、これまで発言することも少ない方も
発言しやすくなったなあと、なんとなく感じています。
たとえば、最近インターネットを始めたばかりのおかんが失言し、
おかんの身に炎上騒ぎが降り注がれたら、
おかんの心情を察して気の毒でならないと考えるのは、甘いのでしょうか。
でもこの場合は、マーケティングではないですよね。
ただ、炎上マーケティングで仕掛けられたインターネットのお祭り的感覚を覚えた人が、個人のネットを利用する人にまで、攻撃的な対応をしてしまうかもしれないというのも心が痛みます。
炎上したサイトを見て、わたしも面白がってのっかったり、広めがちなネット利用者なのですが、そんな自分を呪いたいです。思慮深さに欠け、反射的・感情的なものをぶつけ、自分をきっかけにして、自分と関わる人をも巻き込んでしまう。これは、あまり気持ちいいものではないです。ただし、正直なところ面白いかどうかは別になります。
自分の浅はかな行為・発言は、
私はバカです、思慮深差が足りません。
と、友達全部に大公開していると思ってもいいではないですか。
恥ずかしすぎて、自分探しの旅に出たい。
それが、インターネットの様子になれている方で、ああ、またそういうことね。というのを、把握している方ばかりだと、その現象を面白がるだけで終わりますが、その出来事に本気で心を割いて心配してくれる方も少なくはありません。そういう方に、もしかりに心労を味あわせてしまう可能性があるというのは、配慮したいことです。
インターネットを使うと、アクセス数や話題性などが、マーケティングで得られる数字に即効的に見えてくることもあるのかもしれません。売り上げに直接影響することもわかるかと思います。
ただ、インターネットを長く利用していくには、そういった即効性だけを求めて、しかもそれがよいとはいえないものだった場合、「また、君か」と言われてそのうち居場所がなくなるんじゃないかとも思うのです。
注目される(しかも印象が悪い)ということは、インターネットを利用している人から、無視される対象として認識されてしまう可能性もあると思うんですよね。また、インターネットとリアルな世界の距離感が近くなってきていると思うので、リアルな世界でも失敗をしてしまう可能性も高くなるのではないかと、恐ろしくなりました。
私はそういった手法を使い人を利用して利益を得ようとしたものは、炎上騒ぎにのっかっただけに記憶しています。面白かったですが、そういった行為をしたという事実に、信用できなくなりました。
本当に、その手段しかないのか。
即効性が必要なくらい切羽詰まった現実があるのかもしれません。
でも、もうちょっとどうにかすることはできませんか。他の手段はないですか。
900 Grassland 900草原 (弟子屈) / jetalone
という問いに心が揺らいでしまうのなら、覚悟がたらないかもしれません。
燃えまくります。何も残らなくなるくらい。
でも、そこから新しい芽が出るのかもしれませんね。
私は、燃やすより萌えたい。
今日の私はそんなことを思っていました。
私は、焼け野原より、緑の大草原をみたいです。
燃やすより、水をあげたらいいのに。
私は自分が燃やしているのか水をあげているのかもう一度振り返りたいと思います。
火に油を噴射するのは、小心者の私にはさすがに・・・できそうもないですし。
火事手伝うより、
家事手伝ってほしい。
燃やすなら、炎上より、
キャンプファイヤーのほうが燃えても許せそう!
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