ひたすら「なんでやねん」！

わたしは関西にこしてきてまれに「なんでやねん」というベタなつっこみみたいな言葉を使うようになりましたが、それまでは「どして？」みたいなのを使っていた気がします。でも「なんでやねんっ！」のほうが最近愛着があります。

わたしは、1日にたぶん50回以上は心の中で（なんでやねんっ・笑）とつっこみながら生きている、なんでやねんさんなんですが、そんななんでやねんを見つけるのが、かなり好きみたいです。

とりあえずつっこむのはいいですが、なんでかな～？なんでやね～ん？みたいに「なんで」をちょっと探ろうと思ったり、自分なりに解釈したり、みたいな妄想をひろげて、クスクス笑っている毎日愉快な生活ですが、だれかに「なんでやねん」と言っても大体その意味を教えてくれるような親切なひとはなかなかいません。「それはどうしてですか？なぜそんなことになったんですか？意味がわかりません教えてください」なんて言ってみたら、ウザいと思います。

ほどよくわからないくらいがある意味面白いですが、わからなさすぎると、頭が爆発しそうです。ほどよくわかりたいものなんです。しっかりわからなくてもいいです。なんとなくでいいんです。フィーリングっぽいなにかで、いいんです！

わたしを混乱させるものに「何色かわからないもの」とか「何味かわからないもの」とか「意味がわからないもの」というものがあり、それらを何かの型にはめたがるタイプなので、それができないと、うわーーー！ってなります。これは、前からというわけではなく、こういう風にわたしがなったのは何かきっかけがあるみたいなのですが、まあそれはここではいいです。

いま一番わたしを混乱させるのは、何を隠そういちばん身近にいる夫さんなのですが、彼は「なぞ」です。最近私は、意味がわからないことを言葉にしようとしても何を当てはめていいのかわからないで、それだけで混乱するので、「なぞ」という言葉で混乱を未然にふせぐことに決めました。

なんでやねんを考え始めると、なぜかそれを知りたいがために莫大な時間を妄想や調べることに費やすことになり、しかもそれを知ったところで何があるわけでもないことが多いので、「なぞ」でそれを考えることをストップさせることにしました。「なぞ」ということにとりあえずしておくと、「なぞでええやん　おわりおわりー」と言う気分になります。

まあ、彼がなぞなのは別にわたしにとって有害であるわけでもなく、笑える毎日なんですが、なぞが連発しすぎると、わたしはわけがわからなくなって普通に怒ります。なぜ普通に怒るのかもなぞです。

考えてみるとけっこうなんとなくわかることばかりですが、実はいろんなことってしっかり理解していないことが多いですよね。ただ、「なぞ」を使った「無関心」には気をつけないとな～。