おはなしはちゃんときいてね。
娘はわたしにいろいろな話しを、毎日よく話してくれます。
娘はよくしゃべるし、文章もすごく長いし、一日中話しかけてくるときもあるので、たまにめんどうくさくなって「ふーん」だとか、何も相づちしないときがあったりします。
するとですね!!!
「おかーちゃんなんか、もう、きらいっ!」
と言われます。いきなりその展開になったとき、一瞬(なんで?!)と思うのですが、話しをちゃんと聞いていなかったからだと、すぐに気づくようになりました。確かに誰かに話しかけているのに、聞いてないそぶりを感じたら、切ない気分になります。私も同じです。
しゃべりすぎだよー。と思うときもありますが、思う存分しゃべって言葉を覚えていく時期だと思うので、いろいろしゃべってもらうのもいいことだし、伝わらなければ、伝わっていないというのを本人に伝えるようにしないとなあと思いました。娘も、自分が喋ったことが伝わっていることが、うれしいようで、「ちゃんとわかった?」と聞いてきたりするので、「よくわかるよー」というと、「うれしい!」というところとか、かわいすぎます。
うわー。うれしいとか自分の気持ちが言えるようになってる~と感動した記憶があります。
前まではできごとだけを話していることが多かったのですが、話を聞きながら「そうなんだ~。そのときどんなきもちだったの?」という質問をしたら「???」という反応だったので、「うれしかったよね~!」と言うと、「うん!うれしかった!」と言っていました。悲しかったことの話しをしているだろうと思われるときに「そのときうれしかったんだよね~!」といじわるなことを言った時、「ちがうよ!かなしかったの!」と言ったときも、おかーちゃんは、感動したよー!ちがいがわかってるじゃん!と。
いろいろな言葉が増えて気持ちも言葉で表現できるようになると、泣くことも少なくなってきました。ただ、やっぱり言葉でどう表現していいかわからないことがあると、泣いて訴えるときがあり、伝えられないもどかしさをすごく感じます。泣くときもありますが、凶暴化しているときもあります。
いつも一緒にいる娘だから、なぜ泣くのか、なぜきゅうに凶暴化したのかわかるのですが、全然知らない人がいきなりこんなことになったら、なにが言いたいのかわからず、ただ、なんかわからんけど、こわっ!って思うだけかもしれません。
特に、親からの愛情を求めているときの表現は難しいらしく、もどかしくなると、ぐずったり泣いたりして訴えているなあというのを感じることがあります。こちらも、なぜ泣いているのかわからないことがあり、何でないてんねん!わからんわ!と怒ってしまうと、ますます娘の泣きはひどいことに。わたしが、娘が泣いている理由がわからずイライラしているということは伝わっていますが、娘がなぜ泣いているのかが私に伝わっていないので、娘はすごく切ない気分なんだなあと思います。
本当は、自分の伝えたいことが伝えられないことって、こんなに泣いちゃうくらい辛いことなんだ!と思うと、気持ちを伝えられないまま一生をおくることになったりしたら本当に辛いことなんじゃないのか?とさえ思うくらいです。
人に何かを伝える表現方法は、いろいろありますが、わたしはそういうことをちゃんと口で伝えられるようになれば、いいんだろうなと思いました。微妙なニュアンスなんかは難しいですが、自分が伝えられない表現についても自覚しているのも大事かも知れないとも思います。
わたしは、自分の伝えたいことが親には伝わっていないと誤解していて、私の言いたいことはしゃべっても誰にも伝わらないのだと誤解して諦めてしまっていました。でも、ちゃんと伝わっていることを知ったとき、わたしちゃんとできてるじゃないか!と、驚いたことがあります。じゃあなんて親には伝わっていないのだろうと、不信感さえ抱いたくらいです。最近では、あきらめずに伝えようと努力しているのに、わかってくれないとわかると、日本語が通じないのか?!と思ったりして、どの日本語だったらわかんねん!と、逆に質問するようにもなりました。
子どものおはなしちゃんときいてね。
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